みなさんこんにちは、SIVA PRESS編集部員のピーライトです。
競馬には9種類の馬券がありますが、WIN5を除く馬券のうち最も売上が低い券種は「枠連」です。そんな人気のない馬券「枠連」ですが実はメリットもあるのです。詳しく見ていきましょう。
枠連とは
「枠」というのは簡単に言うと、新聞やテレビでみる出馬表の「色」のことです。内から白、黒、赤、青、黄、緑、橙、桃色と1枠から8枠まであり、9頭目以降は外枠から順に入れられます。ですから例えば12頭立てのレースであれば、1枠から4枠は1頭ずつですが5枠から8枠には2頭ずつ割り当てられます。最も多い18頭立てのレースであれば、1枠から6枠までは2頭ずつ、7枠8枠は3頭ずつ割り当てられます。
そして本題の「枠連」というのは、1着、2着になる馬の枠を予想します。例えばフルゲート18頭立てのレースで「枠連3-8」を購入したとき3枠は5番6番、8枠は16番17番18番なので、1,2着が「5-16」、「5-17」、「5-18」、「6-16」、「6-17」、「6-18」の組み合わせで決まればいいわけですね。枠の組み合わせを選ぶのでどちらが1着か2着かは関係ありません。
「馬」を選ぶ他の馬券に対して「枠」を選ぶ枠連はわかりづらく、初心者には特にとっつきにくい馬券でしょう。ただ、ご年配の方はよく買う印象があります。これはご年配の方にはなじみ深い馬券だからです。というのも、90年までは単勝、複勝、枠連の3種類の馬券しかなく、その中で高配当を狙える枠連が売上の90%以上を占めていました。後に高額配当馬券の多様化に伴い、枠連人気は下がっていったのです。
枠連のメリット
枠連の最大のメリットは的中確率を大きく向上できることです。先ほど例に挙げたように、18頭立ての「枠連3-8」は6通りの馬の組み合わせで的中となります。つまり単純な確率論でいうと馬連1通り買うときの6倍の確率で当たるわけです。さらに、18頭立ての「枠連7-8」であれば3頭ずついるので9倍になります。
また、ラッキーな形で払い戻しを受けることも少なくありません。というのも、枠を選ぶときに大体この馬が来そうだなという目星を付けるわけですが、同じ枠には期待してない馬もいます。この期待されていない方の馬が時に大きな仕事をしてくれたりするのです。自分の予想が外れたとしても的中する可能性があるのは枠連の大きな特徴といえるでしょう。
では実際に枠連を購入するときどのような買い方がいいのか見ていきましょう。
軸枠総流し
軸枠総流しとはその名の通り自信のある枠を軸として他のすべての枠に流すという買い方です。これなら、軸馬またはそれと同枠の馬が1,2着に来たときは100%的中します。100%ですよ。それにもかかわらず買う点数は8点と非常に小さく抑えられます。フルゲートのレースを馬連で総流しした場合は17通りなので、その半分以下の点数に減らせるわけです。大きなメリットと言えるでしょう。
ただこの買い方には欠点もあります。そう、トリガミ(的中したのにもかかわらず投資金が払戻金を上回ること)です。自分が予想する軸枠に圧倒的な一番人気がいる場合この現象がたびたび起こります。そんな時は金額調整をしてプラスになるようにしましょう。それも難しいようならこの買い方は賢いとは言えません。ですから、自分の軸枠があまり人気していないようなときにこの方法はおすすめです。
枠連を買うときの注意点
枠連を買うときに敵となるのが、先程も挙げたように、トリガミです。的中率が高い分払戻しが小額になるのはしょうがないので、その都度金額調整をするようにしましょう。
また、これも枠連あるあるなのですが、ゾロ目の買い忘れにも気をつけましょう。ゾロ目とは1,2着が「3枠5番ー3枠6番」のように同枠の馬で決まることを言います。このとき枠連は「3-3」のゾロ目が的中となるわけですが、枠連をボックス買いした場合ゾロ目は含まれません。別に購入する必要があります。ですからそれを防ぐためにも枠連を購入する際はボックスのシートではなくフォーメーションのシートを使うようにしましょう。
まとめ
今回は枠連に焦点を当てて解説してきました。地味な馬券のイメージが強い枠連ですが、その買い方次第で的中率を飛躍的に上げることができるでしょう。一方で、常にトリガミとの戦いを強いられるので、馬券の買い方には工夫しないといけません。その面倒くささ、わかりにくさから枠連を強くお勧めはしませんが、枠連なんて一回も買ったことないし買おうと思ったこともない人は、もう一度そのメリット、デメリットを考慮して検討してみてはどうでしょうか。
記事編集[ピーライト]
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